SMAP兼声優オタクが中丸雄一さんに沼落ちした話

SMAPが好きだった。過去形にしちゃったけれどもちろん今でも大好き。

宗教の話になってしまうから深くは触れないけれど、あんな形で終わってしまったことは5年経った今でも全然納得出来ていなくて。

SMAPのことを大して知らないくせに色々言われるのが嫌で、家でもニュースでSMAPの話題が流れると自室にこもって「察しろ、触れてくれるな。」のオーラを振り撒く始末。悔しさ故に過激さも帯びてきた一部のファンのムーブにもうんざりしてしまって、なんとなく心が離れてしまって。

事務所を恨む気持ちも少なくともあって「ジャニーズはもういいよ」と距離を置いていた、と思う。(このブログも元々大して書いていなかったけれど、しっかりその時間で止まっていてワロタ)

そんな私が2022年1月、突如として中丸雄一さんおよびKAT-TUNに沼落ちするまでの記録──

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◆オタク遍歴メモ
2007:SMAP…学生だったので自由に使えるお金無く、部活も忙しくなって割とすぐに離れてしまう。
2011:声優…自由に使えるお金は無いからゴリゴリに在宅。ツイッターの味を覚える。
2014:﹢SMAP再燃…この年からついに現場も解禁。現場オタクの歓びを知る。
2016:﹢関ジャニ∞…イケメンカメラ目線スポーツ出新規(???)ライブに行ってみたくなりFC入会。クロニクルを観る&その時の新曲を聴くだけのライトファン。大倉担だったけれど、すばるの声がしないことが思ったよりショックで2年ほどで離れる。 &SMAP騒動でジャニーズ自体から距離を置く。声優オタクは継続。

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2020年3月、新型コロナウイルスの蔓延により相次ぐイベントの中止。すっかり声優オタクになっていた私にとってもかなりの大打撃。給付金が届くよりも前にその倍くらいの額の払い戻しがあった。(笑えない)

そういった状況の中で、共通の趣味で繋がっているフォロワーさん達がそれぞれの理由で、それぞれ違う沼にすごい勢いで次々と飛び込んでいくのを目の当たりにした。アイドル、韓国、スポーツ、ゲーム実況、VTuber、そしてジャニーズ。

フォロワーさんたちの「ハマりたての特有の熱量」に羨ましさを感じて、
「私も久しぶりに"沼落ち"したいな〜〜」
と思いつつも、引き続き粛々と声優の推しを愛でる日々。毎週ラジオはあったし、配信でのイベントごとが増えて、現場が飛んだ悲しみは埋まらないけれど、しっかりオタ活は出来ていた。

世界が変わって3年目。イベントの制限も緩和されてきて、数も戻りつつあるし、変わらず穏やかに声優オタクをするものだと思っていた。(出費は穏やかじゃないけどな!!)

 

話は変わって、二宮担の友人(中学の同級生)と年に数回、それぞれSMAPと嵐のライブDVDを持ち寄って集まっては観賞会を開催。とはいってもこちらは新作が増えないのでここ最近はずっと嵐のライブの観賞会。

2021年末もいつものように集まって「This is 嵐」を観ている中で、何気なくただの興味本位で、話題のひとつとして「『ジャにのちゃんねる』ってどうなの?」と話を振った。

流石に私でも二宮くんがチャンネルを開設し、たびたびバズっていることは知っていた。純粋にYouTubeでどんなことをしているのか、ファン目線で観た時に彼らの活動がどう映っているのかが気になった。

彼女は熱心なファンなので当たり前のように全動画を視聴しており、その上で「おもしろい」と評した。

その流れで当時の最新バズ動画、ブルブル電話の回を観ることに。

ふーーーん、面白いじゃん(誰?)

有岡くんが電話越しに山田くんの声を聞いて「知ってる声がする!」と言ったことにグループ厨の心がうずいたりはしたけれど、この日はそれ以上のことは何もなかった。

しかし、翌日からYouTubeがめちゃくちゃ「ジャにのちゃんねる」の動画をおすすめしてくる。私のアカウントで観たからそりゃそうなんだけど。笑

中でもバズった動画を積極的におすすめしてくるので、再生数は異常だし、サムネにも確かに惹かれた。それでも動画の再生ボタンを押すことはなかった。

半分意地みたいなものなのか、ジャニーズに対する心の壁が思ったより高く築かれていたようだ。(心の壁とか言いつつ観賞会はしているし、毎年カウコンの中継も観ている。自分のラインisどこ)

 

そんな私が動画を観始めたキッカケ。
それはとある声優さんの「おもしろい」のひとことだった。

彼もYouTubeチャンネルを立ち上げ、勉強のためにと話題のチャンネルはひと通り観ており、その中でも"ライバル(笑)"としてたびたび名前を挙げていたのが「ジャにのちゃんねる」だった。

それまではネタ的に名前を出していると思っていたけれど(規模も対象ユーザーも異なるのに勝手にライバルとしている、というネタ)、年始の雑談配信にて「これまでのYouTuberがやっていることの焼き直しじゃなくて、ジャニーズならではのオリジナルの企画をやっていて、それがちゃんと面白い」といったようなことを語っていた。

非ジャニオタのおじさんが「面白い」というならば、過去にジャニーズをちょっとだけかじった私にはもっと刺さるのでは?

というわけで早速、これまでは見て見ぬ振りを続けていたおすすめ動画をついに観ることに。

中丸「みなさんこんにちは ジャにのちゃんねるです」

……
山田・菊池「「こんばんは」」
一同「(笑)」
二宮「もう間違えてんじゃん〜(笑)」

この山田菊池の「こんばんは」までの4秒。たった4秒。

これ、ヤバイ。沼かもしれない。

この4秒だけを未だに何度も巻き戻して観るくらい、何かが私にぶっ刺さった。本当になんで?

その後2本ほど別の動画を観終えたところで、もういっそのこと頭から順を追って観てしまおうと方針を変更。途中で飽きてもそこまでだったってことで。

なんて呑気なことを言っている間もなく、
「中丸菊池の絡み、沼じゃね?」
ということに気づいてしまう。

(※いずれも時間指定済

トムとジェリー、あるいはさくひま、あるいはなかよし川、最近のトレンドに乗るならばウオスカ……(調べなくていいです)

「これ、絶対好きな人多いでしょ!」とTwitterで「中丸 菊池」と調べたところ、「ゆちふま」という魔法の言葉を手に入れる。以降は暇さえあれば「ゆちふま」でサーチ。

一度観た動画も改めて観て、ゆちふまがゆちふましてる動画を時間指定してTOSツイ&再生リスト「ゆちふま」にぶちこむ。(自分の中での「ゆちふま判定」がぶっ壊れ始めて全部の動画をリストに入れることになりそうだったのですぐにやめた)(ゆちふま判定って何)

そんなことをしながらも三日三晩、深夜3時まで動画を見続け、無事に最新回まで完走。

つまり、もう出来ることがなくなってしまった。

何故ならば私が沼ったのは「ゆちふま」であり、歴史はすべてここ「ジャにのちゃんねる」にしか無い。KAT-TUNのDVDを観ても、Sexy ZoneのDVDを観ても、「ゆちふま」を摂取出来ない。沼を泳ぐのもここまでか…と思っていた時もあったね。

 

二宮くんが一番に声を掛けた中丸くん。動画編集の腕を買われて誘われた中丸くん。(冗談です)

そもそも中丸くんってどうして動画編集が出来るんだ? ということが気になり、早速パーソナルな部分も含めて調べてみると、なんとも興味深い。特技のビートボックスもテレビに映るために始めたとか。

余談がすぎるけど中丸くんの4コマ漫画のために「Smile Up! Project」のインスタをフォローしたこともあとから思い出した。

緊急事態宣言解除と共に連載が終わった時に本気で寂しかったのも思い出した。既に2年前に才能には惚れていたんだね!(忘れてたじゃん)

 
 
 
 
 
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そんな「なんでも屋」の中丸くんをもっと知りたくなって「Johnny's web」に久しぶりに登録。相変わらず更新通知は来ないけれど、だいぶ見やすくなっていて感動した。

なによりも感動したことは、中丸くんのコンテンツ「中丸のページ」は毎日更新だということ。

内容はブログのみならず、2分のラジオ(読むラジオ)の時もある。というか割合は半々。ブログでの告知のマメさにも驚いたし、リリースの予定がまだ発表されてないのに「レコーディングしてきました!」とか言っちゃうから「何の?!!?!」とソワソワしていたのも既にちょっと懐かしく感じるね。

 

という訳でいつの間にか中丸くんに傾いた、というよりは「"中丸雄一"という人間をもっと知りたい」の一心でオタクのブログやらツイートを漁り、いよいよ本丸(?)であるグループについて調査開始。

KAT-TUNのこと、本当に何も知らないという自信があった。(威張ることではない)

元は6人だったとか、メンバーの名前と顔はもちろん知っていたけれど、曲が一切分からない。

アー写並べ回」然り「スライドホイッスル回」然り、4グループの中で一番ピンと来なかったのがKAT-TUNでした。本気で「Real Face」しか知らない。

というのも、テレビはずっとNHKプロ野球中継がついている家に育ったので、KAT-TUNに限った話ではなく当時の流行りに極端に疎くて学校でも話題に置いてけぼり、なんてことは日常茶飯事。

手始めにYouTubeに公式でアップされていた「LIVE KAT-TUN」のダイジェスト2本を視聴。(こんなものが公式であがるなんて、離れているうちにジャニーズも少しずつ変わっているんだなぁ、と常におばあちゃんムーブをかましてしまう。)

うん、やっぱり「Real Face」しかわからん。

……ちょっと待った。すごく懐かしい曲流れてる。

「DON'T U EVER STOP」めちゃめちゃ聴いたことある!! そういえばKAT-TUNってずっと車のCMやってたよね。野球中継でもCMは流れるからね!!(あとから調べて知ったけれどノンタイアップ曲だった。私のこの懐かしさはどこ由来のもの…??)

「DON'T U EVER STOP」に記憶を刺激され、テンション爆上がりしたところで知らないものは知らないので、勉強のためにTSUTAYAKAT-TUNのベストアルバムをレンタル。

あれ? あれあれあれ?? 意外と、というか1枚目は半分くらい知ってる。

「喜びの歌」とか「LIPS」なんてサビを待たずしてAメロから分かる。どうして!?

そういえば小学校の時に仲良くしてた子にガチガチの田口オタクがいたことを思い出した。「LIPS」はクラスの男の子が何人かで熱唱していた気がする。

もしかして私ってKAT-TUNをしっかり浴びてきた世代なのでは??

 知らなかったはずのKAT-TUNの曲に記憶を呼び起こされる感覚が楽しすぎて、ずっとKAT-TUNのベストアルバムばかり聴き込んでしまう毎日。

ところで、中丸くんはどこ…?

聞き分けがまだ出来なかった私は6人の声を判別するのにまずひと苦労。そしてなんとなくそうだろうなとは思っていたけれど、ソロパートが少ない…!!

「仁亀」という最強のツインボーカルがいる上に、中丸くんはビートボックスがソロパート扱いされることが多い。中丸くんを含む4人の歌声をなかなか覚えられなかった。

だったらソロ曲を集めてやろうじゃないか。

ということで翌週、別のTSUTAYAへ駆け込んでソロ曲が収録されているアルバムを片っ端からレンタル。(これは余談だけれども、「最新のベストアルバム(10ks!)借りたからこの『Best of KAT-TUN』ってやつは借りなくて大丈夫なやつだよね? 」と見送ってしまったがためにさらに翌週また借りに来ることになる。)

中丸くんの歌声は地声からは想像が出来ないくらい繊細でとても綺麗。なんだっけ、「クリスタルボイス」ってオタクは言っていた気がする。すぐ好きになっちゃった。

そしてついには写真購入を悩み始める。熱が冷めた時が怖いと思いつつも、「いつの日か発掘された中丸くんの写真を見て『あの瞬間だけはめっちゃ好きだったな〜!』と笑えるかもしれない」とちょっとふざけた理由で9枚(+フレークシール)だけ購入。

「私は2022年にゼロからKAT-TUNを推すのか?」など、ひとりでよく分からない葛藤をしたりもしたけど、どうやら「気のせい」でも「勘違い」でもないし、沼落ちとか推すタイミングをコントロール出来るなら苦労しないのよ。

そんな間にもアルバムが決まり、ツアーが決まり、沼落ちのタイミングが我ながら天才的だった。神様がグイグイ背中押してくるじゃん。

ライブDVDは9枚集めた。まだ2枚積んじゃってるけど。KAT-TUNの演出、いろいろ衝撃を受けたシーンがあったので突然ですが簡単にレポート。

KAT-TUN LIVE TOUR 2008 QUEEN OF PIRATES

私が1枚目として選んだのがこの「女王魂」。先輩ハイフン(兼スマオタ)におすすめされたので勢いのままに購入。単独ライブの映像を観たことは無かったので「果たしてどんな世界観なのだろうか」とワクワクしながら再生したのを覚えている。
KAT-TUNといえば「不良」とか「やんちゃ」なイメージで、その上このコンサートは「海賊コンセプト」ときた。
いざ再生すると登場から想像を遥かに超えるガラの悪さに思わず笑ってしまった。最高すぎる。
「T∀BOO」→「keep the faith」の流れだけで元取れる。

KAT-TUN LIVE Break the Records(2009)

OPから怒涛の激アツシングルラッシュ。
歴が浅ければ浅いほど開幕早々泡吹いて死んでしまう。(個人の感想です)このセトリ組んだ人、本当にどうかしている。(褒めている)MC前に満足して帰るまである。(ないよ)
パート交換おふざけver.の「Real Face」、本当に可愛くて可愛くて。これが映像として残っている6人最後のリアフェなんだってさ。なんか泣けちゃうね。

KAT-TUN -NO MORE PAIИ- WORLD TOUR 2010

アンコールの演出に全部持っていかれた。
驚き過ぎて声出して笑っちゃった。想像のつかないことをやってのける、それがKAT-TUN(?)
とか言ってハードル上げ過ぎたかも。もしこの演出にピンときていない方はぜひとも調べないまま、前情報無しで円盤を観て欲しい…(ちなみにこのあたりで中丸くんのキャラデザがほぼ固まった。)

 

勢いで円盤たくさん買ってしまったのでCDはレンタルで済ませるつもりだったけれど、ジャにのちゃんねるの中丸くん加入回「何年も前からグループの特典で勝手に企画して勝手に撮影して編集して特典映像として出していた」と言っていたのが気になって、調べたら「工場長」とか「楽屋のコーナー」とかハイフンの皆さんにはお馴染みのワードが出てきた。メイキングとは名ばかりのバラエティが繰り広げられているらしいと知って、

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買ったよね。

メイキングなんて2回目を観ることがあるのか? と思ったりもしたけれど「楽屋のコーナー」が定常化する前から中丸くんのメイキングに対するモチベーションが異常に高い。ずっとカメラに構ってくれてめちゃくちゃに可愛かったし、当たり前だけどグループでいる時の空気感ってまたちょっと違ったりするしので、そんな面も見られたしいい買い物したなと思った。

メイキング映像のはじまりにカメラに向かって「おはよ」って言ってくる中丸くんには本気で恋してしまう。

そもそも収録時間が長いからお得感が強い。途中からバグってメイキング映像なのに50分くらいあるから「メイキングってなんだっけ」になる。ちゃんと「メイキング(第○回楽屋のコーナー収録)」って書いて欲しい。(無茶言うな)「敗者は社会に貢献する」*1とかいう、「楽屋のコーナー」でのゲームに負けた田口くんが頑張るロケ映像もある。(中丸くんが同伴している。)

その中でも企画・編集・タイトルロゴのデザインその他諸々すべてを中丸くんが手掛けた「シャッフルKAT-TUN*2は見応えのある素敵な企画だった。

 

だらだら自分語りしてたらすごい文字数になってしまったので無理やり締めます。

友人たちには「なんで中丸くん?」「なんで今KAT-TUN?」と聞かれる。私のことを知ってるからこその悪意の無い純粋な質問だと思うので変な風に解釈しないでくださいね。でも本当にね。私がいちばん知りたいよ。

自分ですらKAT-TUNはいちばん縁遠いグループだと思っていたし、これまでの担当の傾向は「体の大きな末っ子グリーン」だったのに。中丸くん、1個も要素ないじゃん。好きになってしまうと盲目的に「全部好き♡」になってしまうから今となってはもうわからないのよ。

でもモンペ気質持ちのオタクとしては、

「ジャにの観てるのに中丸雄一に落ちない奴いる? いねえよなぁ!!?」

と声を大にして言いたい。

ファン歴2ヶ月の私が偉そうに言えることではないのですが、今のKAT-TUNめちゃくちゃカッコいいのでよかったらアルバム買ってください!!(ド直球)

なんならツアーのチケットもあるから会場近い人、遠征に抵抗のない方はよかったらKAT-TUNに逢いに行きませんか!! 今いちばん逢いにいけるアイドル…!!

https://w.pia.jp/t/kat-tun2022/

*1:「BIRTH」初回限定盤①・「CHAIN」初回限定盤 収録

*2:「KISS KISS KISS」初回限定盤② 収録